乾癬はうつらないそうです。
家族が録画していた「夢のメディ神殿」という番組をみたら、乾癬とアトピー性皮膚炎の話でした。
その中で「乾癬の原因は免疫の異常」といっていました。
肌の免疫機能のひとつとして、カビや細菌を皮膚ごと落とすために代謝をあげるというのがあります。通常は45日で入れ替わる表皮が4~5日で入れ替わるようになってしまう。それで皮膚の表面がポロポロはがれおちたり、炎症が起きたりするそうです。
なので水虫なんかと違ってうつらないのです。
番組では乾癬の治療方法の説明や、新しい治療である生物学的製剤を紹介していました。
参考までに乾癬の治療方法です。
・外用薬 ステロイド、ビタミンD3で炎症や皮膚増殖をおさえる
・内服薬 皮膚細胞の異常増殖をおさえるビタミンA誘導体。免疫をおさえる免疫抑制剤
・光療法 紫外線で免疫のはたらきを弱める
・生物学的製剤(抗体医療) 体の中の抗体の仕組みを利用する
代謝をさげる、免疫を抑制する、炎症がでていたら鎮めるためのステロイドを使うなどということになります。
生物学的製剤というのは、バイオテクノロジーの発達ででてきた治療法です。
免疫が働くとき分泌される細胞間のメッセージ伝達物質をつきとめ、それにピンポイントで作用する薬をつくることで症状が起きないようにする薬です。
番組内では乾癬で長年悩んでいた女性が1回の投与できれいになったといっていました。
同じようにアトピーで引き起こされるかゆみも細胞間のメッセージ伝達物質をブロックすることで抑えられるかもしれないそうです。そうなったら、乾癬やアトピーの人たちは症状が緩和されて楽になりますね。
乾癬の症状ですが、頭皮なかでも頭頂からでる人が多いそうです。その理由は刺激があるから。頭皮に髪があるのでそれが生えてくるとき刺激になるそうです。
アトピーの場合は皮膚の柔らかいところに症状がでますので、顔にもでるのですが、乾癬の場合顔にでるのは少ないそうです。ここも大きな違いですね。